3.23.2015

阿部佑麻と平岡卓

出張で新潟→岐阜。
冬で一番過酷なルーティーンの出張。

1日目は、石打丸山で阿部佑麻プロデュースのJIBMEET。ゲレンデに設置した人工物で技を競い合う競技「JIB」のイベント


2日目は、オリンピック銅メダリスト先日のUS OPENでは世界一に輝いた平岡卓のハーフパイプイベント

世界に名を馳せるライダー2人とのお仕事。
大変でしたが楽しい出張になりました。


両日共に晴天。日焼けで皮がむけてきてしまった…

3.16.2015

呂色磨き

工房の兄弟子に教授いただき、呂色磨きに挑戦。
黒呂色単色塗りでないと効果はないとのこと。

2000番の耐水ペーパーで仕上げるところまでは通常通り。
いつもは、ピカールで仕上げるところですが、ここからひと手間かけます。

生上味を摺り込み、拭き取り、乾かし、鹿のツノの粉末をサラダ油と混ぜたもので研ぎあげる。一回では全く効力無い感じでしたが4回目には顔が映るまでに仕上がりました。

2000番のペーパーを掛けた状態。

何度も摺り漆と研ぎを繰り返すと

ピカールより良い仕上がりに…
昔の人は凄いですね
光沢を出すための油分は一切入っておらずミクロ単位での表面の平坦を追求して仕上げていきます


3.11.2015

肘あて

いつもは根付きの手元を使うのですが、製作中の3本継のヘチ竿は根のない淡竹の手元のため久しぶりに肘あてを作っています。


板切れから、鋸でザックリ形を切り出します。

切り出したら鑢でゴリゴリ。たまにルーターも駆使して削って形を整えます。


別に決まりがあるわけでもないので、腕にあてながら良い形を探し出します。

削り終えたら、砥の粉を擦り込んで目止め。その後、瀬〆漆を2度拭き漆。


その後、木地呂を2度塗ったところで思っていたより黒くなってしまったので終了。

耐水ペーパーを2000番まで徐々に番手をあげ最後はピカールで仕上げ


もう少し薄い色で木目を見せたかったのですが木が漆を吸い込んで黒くなりました。
経年で色が抜けていくので楽しみに使います。

竿、もう少しかかりそうです