7.10.2015

徒然漆 ヘチ 7尺8寸 全竹

梅雨。嫌ですね。
漆が乾くのも早い気がします。
塗って室に入れるだけ、湿度調整なしで、25度 60-63%をキープしています。

しっかりと竹を研いた後に
下地に瀬〆漆を擦り込み
手拭きで梨子地を2回。
これ以上濃くなるのが嫌なのでストップ。

手元の淡竹は、リールシートをつける前に今回初挑戦の乾漆でグリップに滑り止めを作ります。
呂色漆でベースを作りそのうえに朱漆を薄く塗り、30分後の固まり始めた塗膜に同じく朱の乾漆を茶漉しを使用してふりかける。(下の節)
一晩おいて乾いたところを、瀬〆漆をテンピン油で50%希釈しコーティング。(うえの節)。
沈んだ色に落ち着きました。
この後、リールシートを取り付け、その部分は炭粉で固めてみようと思います。
全竹のため、穂先はガイドをつけながら螺鈿巻きです。
筋巻きも混ぜながらなんとか終了。瀬〆漆で絹糸を固めてから呂色で3回ほど塗ります。

すべての口は取り敢えず山立てをしておきます。呂色漆に豆腐を練ったものを混ぜながら漆の硬さを調整。きちんと山が立つには混ぜたヘラを持ち上げた際にソフトクリームくらいになるのがちょうどいいらしい。
今回の山立ては梱包材のプチプチを使ってみました。

早く完成させて、試してみたいです。

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