1.20.2014

鯨のヒゲ

イワシ鯨のヒゲを手に入れました。
ヒゲと言っても、ヒゲではなく海水のプランクトンを漉す為の濾過装置のようなものです。

これ

調べてみると、古くは江戸時代、からくり人形のバネにも使われていたようで独特の弾力を持った素材です。

コレを使って、穂先を作ります。
イワシ鯨のヒゲは厚みが足りないため2枚もしくは3枚を貼り合わせて整形します。最高級品のセミ鯨のヒゲは厚みがあるため1枚で使用可能。

1cmほどにカットしていきます。
何かとお世話になりっぱなしの兄弟子に今回も甘えてしまいました…

2枚のヒゲから取れたモノです。カットすると獣の独特の匂いがします。くっさぁ〜いという人もいると思いますが、我々は慣れたものですね

コレを2液の接着剤で固定します。

ぐるぐるとタコ糸で縛り付けキッチリと接着。
あとは竿製作時に、調子を見ながら丸く削り出せば穂先の完成です。
カワハギ、キス、端材はタナゴ竿に使えますが細く削ってヘチ竿にはつかえないかしらね???








1.06.2014

油抜き

暮れから正月にかけて採った竹の下ごしらえ。

2ー3日干した上で、工房で油抜きをしました。
水分を飛ばすのではなく、竹の中の油分を抜き取る作業です。
火にかける前に、節に空気穴を開けないと破裂してしまうので注意。
熱して行くと切り口から水蒸気が噴き出し始め、肌から油が浮いてきます。それを拭き取ると汚れとともに綺麗になります。

水分は、ユックリと乾燥させないと竹の皮にシワが入ってしまうため、このまま最低1年は寝かします。

再び手を加えるのは、1年後です。




1.04.2014

宝探し

新年明けました。
我が家は喪中のため、簡単な感じで顔合わせのみ。

実家に帰って、幼少の頃から駆け回っていた山をノコギリとスコップを持って車を走らせ散策。

改めて、見ると宝の山です。



竹林は文字通り山程ありますが、手入れされた竹林は中々見つかりません。


よ〜く、探すとたまに見つかります。
農家の方が畑の周りまで整備した綺麗な竹林です。


布袋と淡竹の根。

肉厚、真ん丸の布袋竹。

モノになるかは、新年初の工房で師匠に見てもらわないとわかりませんがね。

まぁ、楽しかったので2014もいいスタートです。








12.19.2013

変わり塗り

研ぎ出してみました。
ちょっとムラが出てしまいましたが、これ以上はとがない方が良さそうなので終了。

もう少し色を沈ませたいので、透を塗ってから磨くことにします。

12.17.2013

変わり塗り

全竹中どおし へち竿
せっかくなので変わり塗りの勉強をしてみる事にしました。

今回は〜。コメ を使ってみます。
黒でベースを作ってから、朱を厚めに塗った上にコメをペタペタと貼り付け、乾燥後に剥がすといい感じにヤマダテ完了!


この後、金を塗って、再び黒を塗って研ぎ出してみます。

頭の中には、各色のレイヤーが出来上がっているのですがどう出てくるかはやってみてからのお楽しみ。
経験が大事ですからね。

イロイロやってみます。
趣味ですから

12.15.2013

ルアー竿

3月のフィッシングフェスに向けて、ルアー竿を作っています。

淡水海水どちらでも使えればいいかな…。と、あえて対象魚は絞らず、投げやすく扱いやすいサイズで。

トラウト釣りにニュージーランドまで行ってしまう頼りになる兄弟子に教えを請うて、全くコピーして作っています。

手元を削って、握りやすく整形し、芯を入れカーボンを通し…結構大変。


全てピッタリ作らないと魚が掛かった時の負荷で折れてしまいます。カーボンを芯に。


それぞれ、ピッタリ穴の径を合わせてつなげます。





ここで握りは完了。
出ているカーボン芯に竿の胴になる布袋竹を差し込みます。もちろん、中の径を合わせて、一節抜いてあります。
ここもピッタリとしていないと、折れると思います。



次に印籠継ぎの作業に移ります。
花道(平らに凹んだ部分)に他の竹を割った皮を貼り、丸く整形。

印籠芯となる矢竹を火入れして真っ直ぐにしてからカーボンを入れて補強します。


こちらもピッタリピッタリつながるよう、ドリルと棒ヤスリで整形。工房の道具でないと出来ません…。


ピッタリつきました。

これで、竿の原型は出来ました!

















12.05.2013

カワハギ釣り

遂に!
念願のカワハギ釣りに連れて行って頂きました!

早朝、5:30工房を出発し、久里浜の山下丸までワクワクドキドキです。
前夜から、何度も荷物の確認とロストバージンの準備はばっちり。

殺気立った釣り人ばかりだったらどォしましょう…とか心配しながらの道中。到着する頃にはスッカリ夜が明けていました。

既に、工房の先輩が到着し席を確保してくれていました。なんでも、座る席の位置で釣果が変わるようで…案の定、後から来た釣り人は殺気立っていました…
受付を済ませて、餌のアサリを頂き、いざ乗船!

と思ったら、先輩、自らアサリの殻ムキをしてます。恐らく、こちらの方が釣果がいいのでしょう。
…美味しそうなアサリです。

そして、こちらは今回の僕の世話役を買って出ていただいた工房の会長。出発後、アサリの剥き身を手際良く並べ始めました。

寿司屋の板前のようなアサリさばきです! 後ろでワンカップ2杯目の兄弟子が茶化していますw


河口から出発なのですが、湾に出るまで幾つかの橋をくぐります。ギリギリ!

ここの船は特注で、操舵室が沈む仕掛がされている全国でも珍しい光景のようです。
かわはぎ と書いてある屋根が全部船体に沈んで行きます。ガンダムみたいでカッコいいです!

港を出て、10分ほどでポイント到着!途中、ヘチ釣りで有名なアシカ島も通りました。石鯛も釣れそう。


到着後、こんな感じでアサリを付けて投下!
隣の寿司職人と化した会長は、30秒で釣り上げました。

…が、なかなか釣れません。
ヤバイ…あたりが無い。

巻き上げてみると
餌だけ無い…

何度やっても、同じ…
兄弟子達は、バンバン釣れるのに…。

へち釣りよりは、簡単だろう。 と思っていたのが間違いでした。

一呼吸おいて、何故餌だけ取られるのか?何故、あたりが取れないのか?考えてみます…

1-魚が小さい
2-誘いすぎで、あたりに気づけていない
3-竿が悪い
4-センスが無い

多分、1と2!
針を付け替え、誘いを減らして再挑戦!

着底後、餌取りから逃げるため直ぐに竿を立て、2mほど棚上げ。

そこから、2-3cm毎にチョンチョン再び着底まで下げて行きます。

すると今回は、ザラザラとチョンチョンの感触がシッカリと鯨の穂先から伝わってきます!

餌だけ盗られたかな〜と思った途端、ぐぐぐ〜と来ました!
じぇじぇじぇ〜 です。

竿、何とも言えない感触です!流石和竿。(和竿しか知らないけど)

じゃじゃ〜ん。

釣れ始めたので、僕も寿司屋を開店。
このように、アサリから水分を飛ばすと針にかけやすく、外れにくいようです。

それからは、ソコソコ釣れ始め結果14枚でした

あっという間に15:00の納竿時間。帰りには平砂浦サーフィンでお馴染みのフェリーを沖から眺め帰還。


帰りもペッタンコ船体に変型!

帰宅後のは念願のコレです!
肝醬油、激ウマです!
釣りの獲物の中では過去最高の美味さでした!

あー楽しかった。
カワハギ竿: 鰯鯨穂先 布袋竹6尺