5.23.2015

霞一文字堤防 ヘチ:7尺3本継

出張が続いています。
今年は、海外ではなく国内撮影ツアー

千葉一宮から湘南、奈良、三重とカメラマンと共に廻ってきました。

出張仕様に作り上げた グラス穂先の3本継を忍ばせて、束の間を縫って三重県四日市で3時間の釣行。5/18 AM5:50出航!
工業地帯で川崎のような海でした。

お世話になった渡船コーシン丸
関西弁で怖いなと思っていたら優しく良いご主人でした。

15分程で1km程の堤防に到着。餌、付いていません…前夜に探したイガイ3粒のみの決戦…

同業者1km先の端っこに3名ほどですが遠すぎて質問出来ない…

低い方は内海

自分を信じて落とします
こちらの堤防は、高い!8尺の竿では腕の上げ下げでは届かず、サミングしながら棚から底まで攻めます。

外側の高い方が波も当たって良い感じでしたが、いかんせん高所恐怖症なもんで立ち上がれません。低い方専門で200m進んだところで穂先に反応、ちょんちょんしてます。軽く合わせましたが、乗ってこない…さらに10mほど進むとまた ちょんちょん。フグでみ何でも何かしら釣れればと思いしばらく送り込みます。

すると…もたぁ〜 っと沈んでいきだしたので一気に合わせるとシッカリ針がかりしました!

棚でかけたので、底に向かって走るかなと思いきやぐるぐる回り始めました。細めの竿でしたが気にすることなく胴に乗ってくれます。糸を送り出すことなく耐えていると浮いてきました。


産後のため、さほど元気がない44cm!
入魂完了!

その後、同じ当たりがありましたが貝を潰され採り逃し…で餌終了。

計量して、海に返しました。

体験したいというので連行したカメラマンに持たせて記念撮影。足下で40cmオーバーの黒鯛が釣れることに半信半疑だったヒト。証明できて良かったです。



5.02.2015

布袋竹

芽が出ました。
究極の竿作りの始まりです。

4.05.2015

筆 - 覆輪用

馬の毛 買ってみました。

友釣り専用と書いてあります。
鮎釣りの際にハリスのように使うようです。


鮎の友釣り ではなく筆を作ってみました。ネズミの髭を使うと聞いていたので馬の毛でも出来るかなと…。
毛先が暴れますね

熱湯をかけてみたら若干まとまりました。
ウルシを乗せて纏まるといいのですが…

4.01.2015

ヘチ竿 7尺 3本継

背中に背負って、狭いところを抜けるための3本継です。

今シーズンになんとか間に合いそうです。
…が、完成目前にしてガイドの塗りが上手くいきません。漆を新しくしたのとムロの温湿度調整がマッチしないのでしょう。シワができたり色が薄かったり…。



ガイド塗りと覆輪、仕上げともう少しかかりそうです。

完成前にテスト釣行で入魂かな…

3.23.2015

阿部佑麻と平岡卓

出張で新潟→岐阜。
冬で一番過酷なルーティーンの出張。

1日目は、石打丸山で阿部佑麻プロデュースのJIBMEET。ゲレンデに設置した人工物で技を競い合う競技「JIB」のイベント


2日目は、オリンピック銅メダリスト先日のUS OPENでは世界一に輝いた平岡卓のハーフパイプイベント

世界に名を馳せるライダー2人とのお仕事。
大変でしたが楽しい出張になりました。


両日共に晴天。日焼けで皮がむけてきてしまった…

3.16.2015

呂色磨き

工房の兄弟子に教授いただき、呂色磨きに挑戦。
黒呂色単色塗りでないと効果はないとのこと。

2000番の耐水ペーパーで仕上げるところまでは通常通り。
いつもは、ピカールで仕上げるところですが、ここからひと手間かけます。

生上味を摺り込み、拭き取り、乾かし、鹿のツノの粉末をサラダ油と混ぜたもので研ぎあげる。一回では全く効力無い感じでしたが4回目には顔が映るまでに仕上がりました。

2000番のペーパーを掛けた状態。

何度も摺り漆と研ぎを繰り返すと

ピカールより良い仕上がりに…
昔の人は凄いですね
光沢を出すための油分は一切入っておらずミクロ単位での表面の平坦を追求して仕上げていきます