9.30.2013

へち竿 全竹 中通し


今年の夏は何だか忙しく、釣りにも工房にも行けず、なかなか作業が進みませんが久しぶりの投稿です。

折れた9本継を気長に直しつつ、メインとなるヘチ竿の制作を進めています。

手元は淡竹、胴〜穂先は布袋。
全竹の中通しです。

中通しとは竹にある節を全て削り抜き、完全に筒の状態に加工して作る竿のこと。

糸を竿の中に通すことによって、
ガイドと呼ばれる糸通しを付ける必要がなくなるのと、釣り場で風の影響を受けにくくなる利点がある。

内側からの力に弱く割れやすい穂先に1mmに満たない穴を貫通させるのは至難の技である。

作業は糸巻きまで終わっています。
次回の工房でフッ素加工なるものを教えて頂きたいと思います。









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